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2024/05/19  [PR]
 

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リクエストの

・骸と綱吉の彼氏自慢

です。
ノリと勢いの方が面白いかと思って会話文のみです。
しかし求められていたものに添えているのかはとても自信がありません…こんなんじゃなかったらすいません…!



「俺さ、お前の事で分かんない事は大いにあるけど、その中でも一番納得いかない事がある」
「…何ですか?」
「お前、何であのディーノさんを好きになった訳?」
「は…?」
「だって、どう考えたってディーノさんの良い所って顔しか思い付かないんだよね。お前見た目で人を好きになるタイプじゃないだろ?原因の一因にはなるかもしれないけど」
「…失礼な人ですね、人の恋人を捕まえて」
「純然たる疑問だ」
「…お言葉を返すようですが、それを言ったら僕には何故君があの!雲雀恭弥を!選んだのか到底理解出来ませんね!」
「何だとう?」
「あんな顔が良いだけの自己中の暴君、恋人にして何が楽しいんですかマゾなんですか君は」
「お前こそ失礼だな!」
「君には負けますよ!」
「………」
「………」
「…あのさ」
「…何ですか」
「結構俺本気で聞いてるんだけど。ディーノさんの何が本当に良いの?あんないい年してドジばっかりな人のどこが」
「…否定出来ない所が少々切ないですが…それでは逆に僕も問いましょうか。雲雀恭弥の何が良かったんですか?」
「…お前が答えたら答える」
「そう来ますか。まあ、構いませんけど…そもそも君僕より先にディーノに出会ってるというのに、何故彼の魅力に気付けないのかが不思議でなりません」
「へぁ?」
「そりゃあ普段は少々ドジというか、ヘタレというか…そういう所もありますが」
(そういう所しかないんじゃないのか)
「あの小奇麗な顔でいかにも何でもこなせますって風貌なくせに何をやらせても決まらない、そのギャップがたまらないんですよね…それに部下の方とひとたび仕事に向かえば普段は見られない、それこそ別人ではないのかと疑いたくなる程に凛々しくなる格好良さがもう…!」
「………」
「それにさり気なく優しいんですよ、彼。そりゃあぴしっと決まりはしないですけれどもそれでもそんな中で懸命に僕の事を気遣ってくれる姿なんて、最高です…。それであの美貌を持っていればそりゃあもう好きにならない訳はないと思うんですけど…君趣味悪いんじゃないですか?」
「お前に言われたくないよ!聞けば聞く程分からないよ!!何、ギャップ萌えなの?母性本能擽られてるの!?正直俺はあの人と兄弟弟子以上の関係にはなりたくないよ!」
「…別に僕としてはライバルが減って喜ばしい事ですが、彼の魅力が分かって頂けないのは悲しいですね…。まあ仮に君が今更ディーノに惚れ直したとしても彼は僕にメロメロですからね、眼中にありませんよ!」
「だからねーよ!メロメロとか痛いなお前!!」
「…君が言えと言うから素直に言っただけなのに…それでは今度は君の番ですね。何故雲雀恭弥を選んだんですか?」
「…選んだ訳じゃない」
「は?」
「選ばされたんだよ!いきなり俺の部屋に来てトンファー構えて明日から君は僕のものだよ逆らったらどうなるか分かるよねとか言われて断れるか!」
「…本気で暴君だったんですね…けど君なら本気を出せば彼に逆らう事だって出来たでしょう?力で叩きのめせばわりと言う事聞くタイプだと思っていたんですが」
「…いや、うんまあ最初はね、俺もそう思ったんだけどね!俺以外に手を出されても困ると思って付き合ってるうちにね!不思議な事に格好良いなとか思っちゃった訳だよ!」
「…はぁ」
「一回そう思っちゃたらさ、格好良いとしか思えなくなってしまった訳だ」
(それは絆されたと言うのではないのでしょうか…)
「そりゃあ自分勝手な人だとは思うけど、それも俺の事が好きだから言ってくるんだなーとか思えば嬉しいし、俺の前では人には見せないような優しい所とかも見せてくれてさ、本当に、その、俺愛されてるんだなーって思えるんだよ」
「…やっぱりマゾなんじゃないですか…?」
「ちげーよ!!」
「まあ彼はエスっぽいですし、お似合いですよね」
「だから違うっての!」
「だって、聞けば聞く程雲雀恭弥を好きになる要因が見つけられないんですもん。趣味嗜好が合ってるとしか思えません」
「いやマジで違うから。むしろあっちがエムだから」
「え、そうなんですか!?」
「…多分。俺が拒否れば拒否る程燃えてくるってそういう事じゃないのか?」
「…それは恐らく、からかわれているのではないかと…」
「………」
「………」
「…まあ、良いか」
「良いんですか!?」
「だって、雲雀さんだし。そんなの気にしてたら付き合えないよ」
「…君、強くなりましたね…」
「お前は随分素直になったよな」
「は?」
「ディーノさんの影響?昔のお前ならこんな事聞かれたって絶対答えてなんてくれなかっただろ」
「…そう、ですかね」
「うん、良い事だと思うけどね」
「君も雲雀恭弥のおかげで大分強かになりましたけどね」
「悪いか」
「いいえ、君は少しお人好しな所がありましたからね。良い変化だとは思いますよ、度が過ぎなければ」
「…気を付ける…」
「是非、そうして下さい」


「…きょうやー」
「何」
「俺たち、褒められてんの?貶されてんの?」
「……さあね」

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